品質・海外規格

米国、欧州での救急車に関する規格への準拠

EN 1865(2015) 患者の治療及び搬送に使用する救急車用ストレッチャーの設計及び性能に関する最小限の要求事項。患者の安全性を確保し、ストレッチャーを操作する医療従事者の身体的労力を最小限に抑えることを目的としています。
CEN 1789(2020) 救急車および医療用輸送車両に関する欧州規格。患者の搬送と治療に使用される救急車の設計、試験、性能、装備に関する要件を規定しています。
KKK-A-1822 アメリカにおける救急車の連邦規格。救急車に必要とされる最低限の装備とオプションを含み、5年ごとに改訂されます。

設計段階

CADとプロトタイプによる有限要素解析 (実際の荷重、振動、熱、流体等の物理的な影響をコンピュータを用いて解析)を実施しています。

耐久性とサイクルテスト(地形試験)

凹凸の激しい地形を想定した試験装置を用いて、パーツに掛かる負荷、干渉による摩耗、ボルトの緩み等を検証しています。

耐久性とサイクルテスト(負荷試験)

負荷を掛けた状態で高さ調節や車両への搬入出を繰り返し行い(脚部が折り畳まれ、展開する動作) 、耐久性を検証しています。

耐久性とサイクルテスト(階段昇降)

椅子型の担架を対象にした階段の昇降を繰り返し行う試験です。パーツの摩耗、ボルトの緩み、耐久性を検証しています。

耐荷重試験

段差がある場所でストレッチャーを持ち上げたり、車両への搬入出を想定し、物理的な負荷(おもりをストレッチャーに搭載)を掛けた状態で、4点で吊り上げ検証しています。

静的(引張り)試験

ストレッチャーをファスナーに設置した状態で試験装置で引っ張り、ファスナーから外れないことを検証しています。

振動試験

ストレッチャーに傷病者を想定した人形を搭載し、試験装置で振動を加えて安定性、パーツの緩み等を検証しています。

環境試験(温度)

過酷な温度の環境に曝露し、部品の材質に影響がないことを検証しています。

動的(衝突)試験

車両が衝突したときに掛かる負荷を試験装置で再現し、安定性を検証しています。

CMC社レスキュー製品の米国規格への適合
レスキュー機材の多くは、全米防災協会(NFPA)の規格への適合を検証するため、第三者機関による試験を実施しています。また、社内ラボでも継続的に試験を行い、安全な製品を供給しています。

NFPA1983では、レスキュー機材の性能について、3つのカテゴリーを定めています。
E=Escape 生命を脅かす緊急事態から、自力救出用として設計された機材、システム
T=Technical Use 物理的負荷、脱出において、技術を習得した者が使用する目的で設計された機材、システム
G=General Use 物理的負荷、脱出において、一般的用途として設計された機材、システム

「3σMBS」とは

製品の最小破断強度(MBS)を決める際、個体間のばらつきを考慮する必要があります。NFPAは、スリーシグマ(3σ)と呼ばれる統計的な公式(標準偏差)を使用し、母集団(サンプル)の最小破断強度の下限に近い値を算出しています。
カラビナ/スナップリンク
条件 3σMBS
TG
長軸、ゲート閉鎖>27kN>40kN
長軸、ゲート開放>7kN>11kN
短軸、ゲート閉鎖>7kN>11kN
プーリー
3σMBS
TG
>22kN>36kN
スイベル/アンカープレート
3σMBS
TG
>22kN>36kN
三脚
3σMBS
TG
>22kN>36kN
下降機
3σMBS
ETG
>13.5kN>13.5kN>22kN
担架
条件負荷
50mm以上の変形がないこと>11kN
カラビナ/スナップリンク
項目TG
破断強度>20kN>>40kN
伸び率(荷重は破断強度の10%)1-10%
直径9.5-12.5mm11-16mm
融点≧204℃
破断試験
破断試験 カラビナ
破断試験
破断試験 ロープ
伸び率、衝撃荷重試験
伸び率、衝撃荷重試験 ロープ
スリップロード試験
スリップロード試験 ロープ

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